吹抜けで成功するために。
date:2021.07.13
解放感があって、アパートではなかなか実現しないもの。
それが、吹抜け。
「あこがれる!」ってオーナーさんも多いデザインです^^
ただ、「光熱費が上がる」とか「寒い!」なんてデメリットも聞こえてくるのが現状。
でも、ちょっと待ってください。
どうして光熱費が上がるのか、寒くなるのか、ご存じですか?
寒くならずに、光熱費も抑えられる、そんな方法があるなら、拭抜け最高じゃないですか?
「快適に過ごせるなら吹抜けを採用したい……けど心配……」というあなたにぴったりな、
快適な吹抜けにする方法をお伝えします!
動画が良い方はこちらからどうぞ!
もくじ |
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採用の「最低条件」がある
吹抜は、メリットやデメリット、オススメなどと賛否両論のいろいろな情報があります。
でも、共感住宅レイアウトでは、「メリット」「デメリット」の前に、吹抜けを採用してもよい最低条件があると考えています。
最低条件をクリアすれば、吹抜でよく言われる「暑い」とか「寒い」は、「デメリット」ではなくなります。
その他の吹抜があることで起こることは、その人によってメリットになるかデメリットになるか様々なので、一つずつ対応を考えていきましょう。
まず大前提として、よく言われるメリット、デメリットを確認しておきます。
メリット |
デメリット |
暑さ・寒さの解消方法
暑さ寒さのデメリットの解消法は、建物の性能をしっかりしたものにすることです。
つまり、「建物の性能」が吹抜けを採用する最低条件になります。
暑さ寒さを解消できると、吹抜を通して家全体に温度を届けることで、2階の廊下やトイレ、寝室などで暑さ寒さを気にせず暮らすことができます。
古い家の場合、リビングの窓際と室内側で温度差があったり、顔の辺りと足元で温度差があったりします。
建物の性能が上がると、そういった部屋の中での温度差が減少します。さらに、お家全体での温度差も減少します。
これは吹き抜けがあっても同じことです。
なので、共感住宅レイアウトでは、吹抜のありなしで暑い寒いの影響を受けることがないようにお家全体を一つの部屋として設計しています。
重要なのは、快適に暮らすなら、建物の性能が必要だ、ということです。
吹抜けだから、寒い・暑い、ではなかった!
「建物の性能」って何?
では、その建物の性能とはどういうものなのかというと、ずばり断熱性能です。
快適な暮らしをもたらしてくれる断熱性能には、指標があります。
国とかかわりがあるHEAT20というグループの指針で、「G2グレード」というものです。
G2グレードだとどうなるの?
G2グレードでは、光熱費が高くならないまま、24時間エアコンつけっぱなしが可能とされています。
エアコンつけっぱなしだと、24時間室温がほぼ一定なので、
夏:帰ってきた瞬間から涼しい。熱帯夜なんて関係ない!
冬:帰ってきた瞬間から暖かい。子供が薄着でも心配いらず。夜もぐっすり眠れて、寝覚めも快適。
部屋の温度がいつも一緒。
たったこれだけの事ですが、生活のつらいことが一気に消えます。
共感住宅レイアウトでは、全棟この水準は超えるようにしています。
ただ、断熱性能だけ上げればいいものではなく、建物性能として、気密性能や換気、冷暖房などもしっかりさせていく必要があります。
こちらはまた別の機会にご紹介します。
音が聞こえることは……
メリットの2つ目であげた「呼べば聞こえる」について。
デメリットの「音が届いてしまう」と表裏一体です。
メリットとデメリットは表裏一体のことが多いので、どちらを選択するかになります。
もし吹抜がなかったとしても、木造住宅は各部屋の音を完全にシャットアウトすることはできません。
家族として、音が出ることは仕方のないことかなと思います。
吹抜があることで2階までテレビの音が聞こえてしまうということもあります。
ただ、あるオーナーさんから言われた言葉があります。
「誰かいるという安心感なのか、アパートのときは子供に寝なさいって言ってもなかなか寝に行かなかったのに、新築したらサッと寝るようになりました」
一つの例でしかありませんが、何となく繋がるといういい面なのかなと思います。
吹抜け窓の掃除は?
上部の窓の掃除がしにくい……ですが、すみません、これは一家に1つ脚立を用意していただいて掃除をお願いします。
子どもにおもちゃを落とされるのも、最初だけですので、言ってきかせてあげてください。
吹抜けを選ぶまえに。
吹抜のいいところはいっぱいありますが、暑いや寒いなど、失敗したという声も少なからずあります。
それは、もしかすると吹抜けにできる「建物の性能」がなかったのかもしれません。
また、暮らし方やこだわるポイントの違いで、友達は後悔している吹抜けも、自分は快適……という場合もありますよね。
共感住宅レイアウトでは吹抜をおすすめしていますが、暑さや寒さに耐えたり……と快適に暮らせなければ意味がありません。
吹抜を採用されたい場合は、まずは建物の性能を確認してください。
とはいえ、HEAT20のG2グレードなどの数字は設計の計算でしかないので、難しいところでもあります。
そこでおすすめしたいのが、気になっているHMや工務店の家を見学することです。
時期やタイミングが限定されてしまいますが、実際に住まわれる家の夏や冬を体感するのが一番良い方法かなと思います。
共感住宅レイアウトでは、定期的に完成見学会をしています。
これは、これからオーナーさんが実際に住む家です。
リアルで現実的な家です。
夏なら冷房、冬なら暖房を入れて、本当に「いつも通りの暮らし」を再現した見学会イベントですので、少しでも建物の性能に興味があったらぜひご参加くださいね。
共感住宅レイアウトの清水のご案内で、快適な吹抜けにする方法をお伝えしました!(*´▽`*)