住宅ローンの事前審査に通るために
date:2022.12.01
ほとんどのご家庭が利用する住宅ローン。
家は高価な買い物ですが、住宅ローンがあることで、多くの人が家を持てるのです。
そんな住宅ローンを利用するには、審査があるってご存知でしたか?
今回は、住宅ローンの審査に通るために、気を付けておきたい事をお伝えします。
結婚もしたし、次は家かな?
新卒で働き始めて、車も買ったし、家も欲しいなぁ。
そんな方は、ぜひ「大切な将来と未来の家族のため」に、このコラムをお役立てください。
目次 |
|
1.大原則は「借金がないこと」
家づくりの前に借金をしない。これさえ覚えておけば、大体大丈夫です。
住宅ローンは、長い期間、そして高額の返済を伴います。
貸す側(銀行など)からすれば、確実に返してくれるお客さんに貸したいのです。
年齢や勤め先、収入、持病の有無などがローンの審査に影響すると聞いたことはありませんか?
これらも、「確実に返してくれるかどうか」に関わってきますよね。
お金のことをきちんとできる人かどうか、というのが、いわゆる「信用情報」。
ローンの審査では、年収などと共に、信用情報が大変重視されます。
裏を返せば、これまでお金を借りたことがあっても、期日までに問題なく返済できていれば大丈夫。
残債や、既に返済出来なかった事実がないように、気をつけましょう。
次からは、具体的な「住宅ローン審査前に気を付けたいポイント」をお伝えします。
2.なるべく現金で買おう
1)自動車ローン
よくあるのが、自動車をローンで購入した場合。
確実に返せる額でも、残債があると審査に影響します。
返せるなら、すぐにでも返しましょう。
2)携帯の分割払い
携帯に限らず、ですが、分割払いを利用した買い物は、ローンを組んでいるのと同じこと。
月々の通信・通話料に上乗せして、本体代を分割で払っている場合は、気をつけましょう。
3.カードは一括払い
1)持っているだけなら大丈夫
クレジットカードを持っているだけでなら、何枚でも大丈夫。
利用しなければ、支払いも生じません。
2)アウトな支払い方法
クレジットカードを使う時、「お支払方法はいかがなされますか?」と尋ねられると思います。
一括払いなら問題ないのですが、「リボ払い」や「分割(ボーナス払いなど)」を選ぶと大変。
分割する、という事は、未来にも返済が必要なものがある、ということになります。
なるべく一括払いを選ぶようにして、分割の際も、回数が少なくなるようにしましょう。
4.奨学金
奨学金も借金です。
仕事が安定していないうちは「今月分を返すの忘れてた!」という事態も起こりえます。
大変つらい話ですが、奨学金返済が滞った事実も、ローンの審査に影響します。
ただ、信用情報は年月が経てば回復する場合があります(どんな場合でも必ず回復するわけではないようです)。
奨学金返済の最初の1回目で「事故」を起こしても、あきらめずに、まずは審査を受けてみてくださいね。
5.転職は計画的に
こちらは信用情報とは別の話ですが、うっかり見落としてしまいがちなポイントです。
若くて、健康で、年収が高くても、転職後1年では、ローンの審査で通りにくくなってしまうのです。
転職の時期をずらせるなら、住宅ローンが始まった後で。
どうしても今すぐ転職したい、してしまった場合は、家づくりを3年ほど待ちましょう。
6.まとめ
控除があるローンは、住宅ローンだけです。
それ以外のローンは、控除などもありませんし、金利も高く設定されています。
自動車ローンだと、金利1.6%でも安い方ですよね。住宅ローンなら1%切ることも十分あり得ます。
※地域によって住宅ローンの金利は違います。愛知県は低金利な地域です
現金で買えないものは、「自分が買えるものではないかもしれない」と考えてみるのも手です。
どうしてもローンで買い物をしたい時は、返済計画を立てて、確実に、安全に利用できることを確かめてくださいね。
住宅ローンの事前審査に通るために、気を付けたいポイントをお伝えしました。