スイッチの高さと子育ての話。
date:2022.10.10
こんにちは。
今回は、レイアウトで標準採用しているスイッチの高さについての、再発見をお伝えします。
スイッチの一般的な高さは…
一般的には床から120cmの高さに設置されることが多い、照明のスイッチ。
レイアウトでは、床から80cmが標準高です。
高齢になって方が上がらなくなった時を考えて、80cmを採用しています。
床から80cmというと、ちょうど腰あたりの高さ。
腕を下げたまま押せるので楽ですよね。
でも、実は、子育て中のご家族にとっても良いんじゃないか、というのが、今回の発見です。
子育てにも「効く」、床上80cm
高さ80cmだと、2歳ごろから、スイッチを押せます。
レイアウトで家を建てる方からは、「低いので、子供がパチパチ押さないか心配」という声を実際に頂きます。
が、住まわれた後は「何度か言って聞かせたら、今はもう遊びません」と。
同時に、2、3歳頃~は、着替えたり、トイレに入ったり、だんだんと自分のことが出来るようになってきます。
こうなると、高さ80cmのスイッチは、親が助かる仕様になります。
着替えを探しに入ったクローゼットで、自分で電気がつけられる。
トイレも、照明用の踏み台が不要。
お手伝いも頼みやすい。
子供の「電気つけて~」に対応するのは、ほんのちょっとした時間。
ですが、夕食の準備中や、一息ついている時に言われると……。
子どもにとってもプラスだと思う。
自分のことが自分で出来る、というのは、子供にとってもプラスだと感じます。
方法を工夫することで、未就学児の小さな子供でも、自分でたくさんのことが出来ますよね。
照明のスイッチが床から80cmの高さにあるのは、ちょっとしたことですが、毎日の暮らしに
「自分でやってくれて助かった」「自分ひとりで出来て嬉しい」がいっぱい増えるように思います。
自社のデザインについての、再発見。
良いことは、角度を変えてみても、やっぱりよかった。
そんなお話でした。