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設計のレイアウト:カップボードの構成

date:2020.09.07

こんにちは!西三河で暮らしをつくる工務店・共感住宅ray-outの清水です。
さて、共感住宅ray-outのYouTubeチャンネルにUPされている動画から1つをご紹介するコーナー!

今回は、カップボードの構成について。
カップボードとはキッチンにある、食器などを収納する棚のこと。
収納としての機能性を持たせたうえで、キッチンのインテリアとして見た目も整えたい部分です。

この動画では、自分たちに合ったカップボードにするにはどうすればいいのか、余すところなくお伝えしています!

動画で見たい方はこちらからどうぞ~(*’▽’)

【カップボードの構成について】

共感住宅ray-outではカップボードは造作が標準。
造作の良いところは、

  • 建物全体で雰囲気を合わせられる
  • サイズを自由に決められる

メーカー品のように色々な動きをするものは少ないので、一長一短です。
愛知の工務店・デザイナーの野口

では、実際のオーナーさん達のおうちを3つご紹介しながらお伝えしていきます。
1か所目。リビングから見たキッチンです。
キッチンに隠れてカップボードの下側はあまり見えませんが、収納の機能としてはその見えない部分も重要なのです。
カップボードは見た目だけじゃないよ!ってことですね。
愛知県の工務店が岡崎市でつくったかわいい注文住宅のオシャレなキッチンとカップボード

カップボードに何を置くか。
それが重要です。
電子レンジや炊飯器、トースター、お皿、缶詰など、「自分たちが何をどう使いたいか」がポイント。
パントリーがある場合はそちらも併せて、何をどこに置くか考えてみてください。
造作のカップボード・愛知の工務店、共感住宅ray-out

すし飯用の桶や蒸し器など使用頻度が低いものはカップボードに置かない方がよいかもしれません。
また、昔はなかった便利な家電も沢山あります。
繰り返しになりますが、カップボードに何を置くか、が重要なのです。
それから、ホットプレートは意外と場所をとりますので、あらかじめきちんと定位置を決めてあげましょう。
パントリーへしまう物とカップボードに置きたいもの

キッチンの収納はアクセス頻度が高いです。
使用頻度の高い物から使いやすい場所に配置すると、普段の生活がしやすくなります。

このカップボードの寸法は、画像の通り。
吊戸棚の上側で2mなので、小柄な女性でも踏み台などがあれば手が届きます。
また、吊り戸の奥行は深いと使いにくくなりますので35cm。
逆にしたのカウンターは奥行きが浅いと電子レンジが飛び出してしまうこともあるので、45cm以上は確保したいところです。
吊り戸棚とカウンターの奥行寸法

横から見ると、ごみ箱スペースがあるのがわかります。
キッチンは家の中で一番ゴミが出るので、こういうスペースを設けることが多いです。
ただ、見た目を優先させてパントリーにゴミ箱を置く、という方法もありますよ。
カップボードにゴミ箱を置く予定で設計したもの

このおうちの吊戸棚はチェッカーガラスを使っています。
可愛いのですが、ガラスなので中が透けて見えるのがちょっと曲者。
オーナーさんの腕の見せ所になりますね(*‘ω‘ *)

次のおうち。
カップボードがちょっと大きめで、中央部には幅2mの飾り棚がついています。
リビングから良く見えるので、LDKを彩るのに重宝しますね。
素材はメープル材。
飾り棚がついた全面カップボード

こちらのおうちは、ごみ箱をシンク下に配置して、カップボードはすべて収納に使えるようにしています。
オーナーさんのご希望は、引き出しと、引き出せる棚、扉無しの棚が欲しい、という事でした。
造作カップボード

一番端にある天井までの扉付き収納は、リビング・ダイニングの収納も兼ねています。
こんなふうに、カップボードにキッチン以外の収納も組み込んで、用途をアバウトにした大容量収納とすることも可能!
リビング収納も兼ねる大容量のカップボード

3つ目のおうち。
全面収納です。
オーナーさんのご希望で、黒板塗料で塗装したので、黒い部分はすべてチョークなどで書くことができます。
また、家電を扉で隠したい、とのご希望もあったので、そのようなデザインにしました。
扉があると、中の物を使うときに開ける動作が必要になります。
住まう人の使い方によって、扉の有無や、どんな扉にするのかを選んでいくのが良いと思います。
黒板塗料で塗装したカップボード。全面扉付き。

まとめ。
家づくり前のカップボードの検討ポイントは

  1. 収納するものを確認し、使用頻度の優先順位をつける
  2. ゴミ箱をどこに置くか決める
  3. カウンターの奥行は45cm以上、吊り戸棚の奥行は35cmほどにする

この3つです。
カップボードは収納のためにありますが、オープンキッチンが主流の昨今、リビングの雰囲気にも大きくかかわってきます。
収納量と見た目の両立も大切ですよ。
カップボード造作のポイントをまとめる愛知の工務店・デザイナーの野口


大事なのは、やっぱり「何をそこに置くか」じゃないでしょうか。
何を置くか決めるためには、持っているものを確認したり、欲しい物を認識する作業が必要です。
将来、その計画が変わることはもちろんありますが、
わかる範囲、想像できる範囲で、ちゃんと自分たちの暮らしを見つめることが大切なのです(*´ω`)

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