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四角い家のデザイン

date:2020.05.07

こんにちは、岡崎市を中心に三河地域で提案型の注文住宅をつくる工務店・共感住宅ray-outの清水です。

新築工事も完成に近づくころ、PRデザイナーのお仕事として、おうちを撮影させていただいているのですが、そこで地域にお住まいの方に声を掛けていただくことがあります(^^)/
「ここのおうちの人?」
というのが一番多いですが、
「最近の家は、こういう感じで、四角いのも多いわねぇ」と話しかけてくださる方も。

確かに、三角屋根の家ばかりではなく、四角い家、シンプルな家は多いですよね。
今回は、共感住宅ray-outが手掛けた注文住宅のなかから、四角い家を集めてご紹介しつつ、四角い家についてのプチ知識をお伝えします。

四角い家もくじ

  1. 片流れの北側で四角い家
  2. 軒と袖壁で四角い家
  3. 真四角の家は無い
  4. 裏技?
  5. まとめ

1.片流れの北側で四角い家

片流れとは、屋根の形状のことで、ナナメにすぱっと切れた形をしています。
共感住宅ray-outでは、北側を一番高くして、南側に向かって流れるように片流れ屋根をつくっています。
なので、北側の面は四角い形になるのです。

土地と道路の位置関係は様々。
北側に道路が走っている場合は、家の北面がいわゆる「顔」になりますよね。

片流れ屋根は南北で屋根の高さが違うので、その高低差で大小のキューブを組み合わせたような形に見えるのが、デザイン的に面白いポイントではないでしょうか。
玄関ポーチの目隠しに木の板壁を立ち上げれば、素材とサイズのリズム感も生まれます。
豊田市の四角い家の注文住宅、工務店・共感住宅ray-outが建てた白いガルバと木を使った。

角地では、片流れの形が一層よくわかります。
北面は、四角い印象。
工務店・共感住宅ray-outが手掛けた豊田市の四角い家の注文住宅、北面は四角くすっきりと見える

西面は、ナナメ屋根の印象です。
工務店・共感住宅ray-outが手掛けた豊田市の四角い家の注文住宅、東面は片流れ屋根がはっきりと見て取れる
見る人の位置によって家の形が大きく変わり、豊かなイメージをもたらしてくれますね。

2.軒と袖壁で四角い家

同じ片流れでも、南側に軒と袖壁を出して「囲い」をつくることで、四角い家の印象を強めることもできます。
北側はつるりとした壁、という雰囲気でしたが、大きな窓が多くなる南面は、額におさまった絵画のようにも見えてきます( *´艸`)
壁と屋根に囲われているので、軒天などに貼った木の色が褪せにくい、というメリットもあるんですよ。
工務店が幸田町で作った注文住宅の四角い家。白くてかわいい外観

3.真四角な家は無い

さて、ご紹介してきたのはいずれも「片流れ」の家ばかり。
ある面から見れば四角い家ですが、どこから見ても四角い家とは言えません。
東西南北、どこから見ても真四角な家は無いの?と思われるかもしれませんが……。

地球上に雨や雪が降る限り、やめておいた方が絶対に良いです。
(寺社仏閣ならあるいは……)

学校の校舎のように四角くみえる建物でも、必ず屋根には水が流れるように勾配がついています。
共感住宅ray-outが一戸建てを建築する岡崎市や幸田町など、愛知県の山間部意外は年間の積雪はほとんどありませんが、雨は降りますよね。
屋根に勾配をつけて、水の流れる先をつくっておくことは、建物をつくる上で大切なことなのです。

4.裏技?

でも、真四角の家を見たことがある!というあなた。
それは、パラペットという壁で四角く見せているおうちかもしれません。
外壁を立ち上げて、ナナメの屋根をぐるりと囲むと、ほら!
片流れのナナメ屋根でも外から見れば真四角な家に見えるパラペット
もしくは、とてもゆる~い屋根の勾配でつくられているおうち。
家は大きいので、模型のように全体像を「ゆがみなく」把握することは難しいのです。
屋根の勾配がゆるい家なら、ぱっと見ただけではナナメの屋根に気づかないことも多いですよ。

まとめ

一口に「四角い家」といっても、土地と道路の位置関係や方位、デザインの方向性によって出来上がる姿はさまざまです。
また、どの方角から見ても四角い家でも、水を流すための勾配がどこかにつけられています。
実際に真四角でなくても、「四角い家」にみえる方法がいくつかあります。


かっちりとして、モダンな四角い家を注文住宅で!(*’▽’)
そう決めたあなた、是非、その想いをパートナーの住宅会社さんへ伝えてくださいね。
最初から伝わっていることで、外観デザインや間取り決めなどがスムーズに進みやすくなりますよっ。

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