寒くても止めないで。換気で防ぐ、感染症
date:2026.02.05
冬に心配な感染症。
インフルエンザにコロナなど、気を付けていてもかかってしまうこともあります。
お子様がいらっしゃれば、学級閉鎖なども心配事のひとつですよね。
今回は、感染症対策に、家の中の換気がなぜ大切なのかをお伝えします。
「とは言っても、寒い冬に換気はちょっと……」
仰る通りです。

ご安心ください。
このコラムを読めば、家の換気がいかに大切かだけでなく、換気できる家にする方法が分かります。
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目次 |
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1.換気はなぜ必要?
感染を防ぐ効果
換気が必要なのは、感染対策に有効と考えられるからです。
厚生労働省が出した「感染拡大防止のための効果的な換気 について 令和4年7月14日(火)」に「換気対策の考え方」が載っています。
ここでは、必要な換気量を1人当たり30㎥/h以上、二酸化炭素濃度1000ppm以下を確保、としています。
※二酸化炭素濃度1000ppm以下については、こちらの【「空気の汚れ」を知ろう】に詳しく載せています。
また、この対策をもとに、積水ハウス総合住宅研究所が「住宅の換気量とCOVID-19および季節性インフルエンザ有病に関する調査報告」を行いました。
この調査では、1人当たりの換気量が30㎥/h未満か、それ以上かで分けて、COVID-19と季節性インフルエンザの有病率を調べました。
結果、
一人当たりの換気量30㎥/h以上を有する住宅では、COVID-19及び季節性インフルエンザの有病が少ない傾向を示し
積水ハウス(株)総合住宅研究所 住宅の換気量とCOVID-19および季節性インフルエンザ有病に関する調査報告
たそうです。
30㎥/hってどれくらい?
では、30㎥/hの換気量とは、どれくらいなのでしょうか?
一辺が3.1mの立方体。これの体積が約30㎥です。
少々誤差はありますが、8畳の部屋1つ分くらいとイメージする方が分かりやすいかもしれません。
つまり、30㎥/hの換気とは、1時間で8畳の部屋1つ分の空気が換気されるということです。

この数字、「意外と多いなぁ」と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのくらい、感染症対策にはしっかりとした換気が必要、とも考えられますね。
24時間換気でクリアできるのか
さて、家の換気というと、「24時間換気」があります。
ご存じの方も多いと思いますが、こちらは平成15年に施行された建築基準法で義務化されています。
24時間換気の目的は、シックハウス対策です。
建材や家具から出るホルムアルデヒドやVOCの対策として、室内の空気をきれいにしましょう、というルール。
法律では、1時間に家の中の空気の半分を換気することが義務付けられています。
この換気量で、1人当たり30㎥/hがクリアできるのか、気になりますよね。
共感住宅レイアウトの家は、建築基準法上必要な換気量が1時間あたり130~170㎥。
家のサイズや形によって換気量は変わりますが、だいたいこの範囲になっています。
1時間に必要な換気量が130㎥の家だとしましょう。
例えば4人家族であれば、1時間に30㎥×4=120㎥換気されると、感染症対策としても有効と考えられます。
130㎥>120㎥ですので、24時間換気で、感染症対策になる換気量を満たしていますね。
人が沢山あつまった時
「4人家族ならいいけれど、両親や友達など人がたくさん家に来た時はオーバーしない?」
仰る通りです。
そこはご安心ください。
共感住宅レイアウトの換気システムでは、人が出す汚れを検知して換気量を増やすことができます。
呼吸で出る二酸化炭素や、様々なニオイ、VOCにセンサーが反応すると、換気システムが急速で運転し始めます。
換気量としては、室内の人が10~12人ほどになっても、感染症対策に有効とされる換気量30㎥/hをクリアできるほどです。
人の数がもとに戻れば、換気システムの運転も元に戻ります。
※カタログ値を基準としています
※換気システムの最大の換気量は、建築時期や家のサイズによって変わります
※センサーが付いていない場合、手動調整タイプの換気システムが設置されています
※感染症対策は、手洗いやマスクなどその他の有効な方法を組み合わせるなどなさってください
2.寒いから換気を止めたい
動かし続けて
「寒いから換気を止めたいんですが……」とご質問いただく事があります。
大変申し訳ございませんが、換気は動かし続けていただきたいです。
人間は生きているだけで空気を汚してしまいます。
二酸化炭素はその代表的なもので、この濃度が一定を超えると体調に悪影響を及ぼします。
【参考】東 賢一 室内環境中における二酸化炭素の吸入曝露によるヒトへの影響 表3 二酸化炭素濃度と健康への影響まとめ
近年、夏の酷暑で外出が難しくなったり、リモートワークの浸透など、「家で過ごす」が選択肢に入りやすくなっていると思います。
そんな中で室内の二酸化炭素濃度を良い状態に保つことは、「家で快適に過ごす」を超えて、「快適に生きる」につながるのではないでしょうか。
ですから、換気は止めないでいただきたいのです。

寒くならないように
とは言っても換気のせいで耐えられない寒さになっていては、それも健康を害します。
そこで共感住宅レイアウトの家は、換気をしっかりしていても、家の中で暖かく過ごせる工夫があります。
断熱性能、気密性能、エアコンの位置と間取り、開口部の設け方、エアコンの使い方など、家の造りと住まい方で暖かさを保てるようにしています。
3.換気できる家にする方法
体感して、話を聞いて、納得する
喚起できる家にする方法。
それは、換気しても暖かい家を選ぶことです。
換気すると寒い家は、換気したくなくなってしまいます。
冬場に見学会やモデルハウスへ足を運んで、換気していてもきちんと暖かいかどうか確認してください。
お知り合いに聞いてみるのも良いと思います。住んでいる人の生の声が一番です。
そして、換気していても暖かい家であれば、その住宅会社の方に理由を教えてもらってください。
換気と冬場の過ごしやすさについて考えたうえで家を作っている住宅会社であれば、きっと納得できる答えが返ってくるはずです。
共感住宅レイアウトは、換気していても暖かい家と、なぜそうなのかの答えをご用意してお待ちしております。

4.まとめ
今回は、感染症対策に有効な、家の換気についてお伝えしました。
1人当たり30㎥/hの換気が感染症対策に有効だという研究結果。
そして、24時間換気でもそれがまかなえることを確認いただけたのではないかと思います。
共感住宅レイアウトでは、断熱や気密と同様に、換気性能が暮らしを変えるという信念で家づくりを行ってきました。
みなさまが家づくりをされる際も、せっかく素晴らしい暮らし・人生を選べる機会ですから、ぜひ換気にも着目していただけたらと思います。
