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夏も快適な家を建てるには

date:2025.08.08

コラムアイキャッチ夏に強い家のつくりかた

「うだるような夏の暑さ…」

「家に帰ってもモワッとして、涼しくない…」

 

そんな風に感じたことはありませんか?

 

もし、家のどこにいてもサラッと心地いい。

そんな暮らしが手に入るとしたら、どうでしょう。

 

実は、家を新築するタイミングは、そんな暮らしを叶えるチャンスです。

このコラムが、あなたの「夏のお悩み」を解決するヒントになれば嬉しいです。

 

目次

  1. 一番危ないのは「家の中」
  2. なぜ?我が家のエアコンが効かない理由
  3. 夏に強い家の3ポイント
  4. 安心のための、もう一工夫
  5. まとめ

 

1.一番危ないのは「家の中」

夏のニュースでよく聞く「熱中症」。

令和7年6月の全国の熱中症による救急搬送人数は17,229人と、調査開始から最も多い人数です。

出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/

 

そしてなんと、熱中症が起きる場所で一番多いのは、「家の中」なんです。

 

外より安全なはずの家の中。

そこが危険な場所になっています。

これが、今の日本の現実です。

出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/

 

 

 

2.なぜ?我が家のエアコンが効かない理由

「じゃあエアコンをたくさんつければいいんだ!」

おっしゃる通りです。

 

暑さを感じる6月頃から、ためらわずにエアコンを使いましょう。

大切な家族と自分を守るためです。

 

……でも、こんな気持ちになりませんか?

 

  • 「つけっぱなしだと電気代がこわい
  • 「そもそもエアコンをつけても全然すずしくならない!

 

じつは、これは「家」が原因。

 

つまり、この大きな悩みを解決するカギは、

「家」そのものにあるのです。

 

 

 

3.夏に強い家の3ポイント

エアコンが良く効く家になれば、電気代の無駄も減らせます。

そんな家にするための、大きな3つのポイントをお伝えします。

 

 

ポイント①:断熱で家を「魔法びん」に

イメージは、あの「魔法びん」。

中の飲み物の冷たさ・熱さを長く保つ「魔法びん」です。

 

外の暑さを伝えにくくし、中の涼しさを保つ。これが、家の断熱の考え方。(夏の場合)

 

壁や天井、床や基礎にも断熱材を入れます。

断熱材がきちんと入っている家は、外のギラギラした熱から家の涼しさを守ります。

 

ただし、完全に熱をブロックするわけではありません。

「魔法びん」と同じように、少しずつ外の気温の影響を受けます。

だからこそ冷やしてくれるエアコンが必須なのです。

 

また、断熱材は分厚ければ良いわけではありません。

バランスを考えるのが、プロの腕の見せ所です。

 

 

ポイント②:帽子で日差しをカット

夏、いちばん熱が入ってくるのは「窓」です。

ここに強い日差しが当たると、部屋は一気に暑くなります。

 

そこで活躍するのが「軒(のき)」や「庇(ひさし)」、「タープ」です。

帽子や日傘のように、窓に当たる日差しをカットします。

 

ポイントは、軒や庇、タープでさえも、家を設計するときに決めておくこと。

家の見た目にもかかわる部分なので、プロがきちんと計画をしておく部分なのです。

 

 

ポイント③:空気の通り道をつくる

せっかくの涼しい空気も、家じゅうに届かないと意味がありません。

 

「LDKは涼しいけど、廊下はモワッとする……」

そうならないための工夫が、空気の通り道をつくる「間取り」です。

 

エアコンの場所も大切です。

「冷房をつけるとキッチンにいる人が寒くなる」なんて事があると、エアコンを使いづらくなってしまいます。

 

風が通るか、エアコンはこの場所で良いか。

敷地の形や土地のある場所によっても快適な間取りは変わってきます。

こういった事すべてを総合的に考えて設計するのが、プロなのです。

 

___

 

代表的な3つのポイントをお伝えしました。

このように、色々な事を組み合わせて設計して、初めて「夏に強い家」は生まれます。

 

子どもの成長がそれぞれであるように、「快適な家」も場所や住まう人に寄り添った、独自のものになる。

そういった意味で、実は簡単な話ではないのです。

 

 

 

4.安心のための、もう一工夫

さて、「夏に強い家」にすると、エアコンが効きやすくなります。

効率が上がるので電気代もかかりにくくなりますが、それでも心配ですよね。

 

そんな時の心強い味方が「太陽光発電」です。

 

屋根に、太陽の光で電気をつくるパネルを載せるだけ。

晴れた夏の日中は、よく発電します。

 

つくった電気でエアコンを動かせば、電気代の心配は軽くなります。

そうなれば、夏の間中、家じゅうを涼しく保てますよね。

 

 

 

5.まとめ

「夏は暑いのが当たり前」を卒業しよう

家じゅうどこでも涼しい暮らしにする方法は、

 

①エアコンが効く「夏に強い家」をつくる

②ためらわずにエアコンをつける

です。

 

「なんだ、当たり前じゃないか」と思われたかもしれません。

でも、この「当たり前」の実現は、とても奥が深いのです。

 

家の断熱、日差しよけ、間取り、エアコンの位置……。

そして、土地や家族に合わせて、オーダーメイドで設計する。

そこで初めて「どこにいても快適な家」が生まれます。

 

 

私達の取り組み

大変ですが、共感住宅レイアウトでは、全ての物件で、このような家づくりを行っています。

 

私たちは、お客様の豊かな人生のために家づくりをしています。

「この家で本当によかった」。

そう思える暮らしをお届けしたいのです。

 

家が原因で、夏の暑さに苦しんでほしくない。

快適な家で、好きな事や家族の時間を存分に楽しんでほしい。

それが、私たちの願いです。

 

 

もし今、「夏は家の中も暑いもの」

「LDK以外は涼しくないのは仕方がない」

そんな風に思われているのであれば、ぜひ一度考えてみてください。

 

家づくりの工夫で、その「当たり前」は変えられます。

家族みんなが笑顔になる、快適な夏はすぐそこにあります。

 

 

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