土地を視る!旗竿地編
date:2023.07.23
こんにちは!
共感住宅レイアウト家づくりアドバイザーの秋屋です。
家づくりを始めるとき、土地探しから家づくりする方も多いのではないでしょうか?
私もその一人で、家づくりの時にまずは土地探しをしました。
土地探しをするときに気になるのが、
「自分たちにとってどんな土地がいいの?」「土地にかけられる予算はいくらぐらいなのかな?」
「ちゃんといい土地に出会えるのかな・・・」
土地探しだけでも悩むことがたくさんですよね!
そんな土地探しされる方の参考になればいいな!と、これから定期的に色々な土地のご紹介をしていきたいと思います!
今回ご案内するのは、「旗竿地」!
皆さん、「旗竿地」ってご存じですか?「延長敷地」とも言われていて、その名の通り、旗の形のような土地です。
▼▼こんな感じです…
ちなみに私自身も「旗竿地」に住んでいます。
実はこの「旗竿地」は、家づくりをするときに、敬遠する方が多いです。
実は、私もその一人で、正直土地探しを始めて、資料を始めて見たとき、
「この土地はなんかいやだな~」「実際に見に行かなくてもいいかな~」
と、最後の最後におまけに見に行った土地でした。
でも実際にその土地につくなり、、、
「すごい!!ここがいい!!」「運命だ!」
と一瞬で即決しました。(笑)
一般的な「旗竿地」のデメリット・メリットは
【デメリット】
①家の四方をほかの家に囲まれてしまう
②近隣と隣接している分風通りが悪いのではないか?日当たりも悪くて暗くなる?
③駐車スペースが縦列駐車になってしまう
④建築のコストや、インフラのコストがかかるのではないか?
などがあげられます。
【メリット】
①土地のコストが削減できる
②敷地次第で逆にプライベートが守られる
③同じ予算なら、家の内装にお金をかけられる
などです。
それではデメリットを紐解いていきましょう…
まず
【①家の四方をほかの家に囲まれてしまう】
確かに、家の周りはほかの家に囲まれています。
土地の大きさや形にもよりますが、我が家の場合は、土地自体に少しゆとりがあるので、
囲まれていても窮屈に感じません。
そして、囲まれていることで、【目線】も気になるのではないか?
と思いがちですが、
実は、どの家も正面でない場合が多いので、大きな窓もなく、目線も気にならないのがほとんどです。
【②近隣と隣接している分風通りが悪いのではないか?日当たりも悪くて暗くなる?】
この部分は設計士の腕の見せ所ですね!レイアウトのお家の場合は卓越風や
風の流れ、そして太陽の当たる位置も計算して一棟一棟設計されているので、全く心配がありません。
そして、せっかく南面道路に面しているのに、人の目が気になってなかなかカーテンが開けられない!
なんてこともあるかもしれないですが、休日など、カーテンを全開にしても、人目も気にならず、太陽の光も取り入れられることが
できる場合も多いです!
【③駐車スペースが縦列駐車になってしまう】
これは私自身が唯一感じているデメリットです。どうしても縦列駐車になるので、
車の駐車した順番によっては、次の日に車の出し入れが必要な場合もあります。
急いでいる朝は少し焦りますので、ゆとりをもって生活することが大事ですね・・・(笑)
ただ、考えようによってはいいこともあります。
庭と駐車スペースをしっかりと分けられる場合が多いです。
また、駐車スペースがある分、子どもがすぐに道路に飛び出す心配がないのもうれしいところです。
【④建築のコストや、インフラのコストがかかるのではないか?】
これはどんな土地の状態なのかによっても変わってきます。
工夫次第で削減できることもありますね!
ただ、旗竿地の場合は、電気の引き込みのために敷地内に、
前面道路の電柱から住宅に引き込む電線を庭先で受ける引き込み柱が必要な場合もあります。
続いてメリットも見てみましょう!
【メリット】
【①土地のコストが削減できる】
私の家の場合、家の周りに一緒に5~6件ほど分譲に出ていました。
その中でも、敷地面積も一番広く、コストも一番優しかったです。
【②敷地次第で逆にプライベートが守られる】
敷地内は、本当にプライベートの空間です!
お休みの日は人目も気にならないので、お庭でピクニックをしたり、
プールをしたり、リビングの窓のカーテンを全開にしています!
【③同じ予算なら、家の内装にお金をかけられる】
私たちが家づくりをしたときに、やっぱり思ったのが、
「できれば家の内装で予算を使いたい!」
すこしでも土地の予算はかからない方法を考えました。
だからと言って、土地に妥協をしたわけではなく、心の底から「ここがいい!」
と思えるものに出会えたのは本当に運がよかったと思っています。
みなさま「旗竿地」いかがでしたか?
このブログで少しでも「旗竿地」見方が変わったらうれしいです。
土地を決めるときに重要になるのは、
「自分たちにとって良い土地とはどんな土地なのか?」
を明確にすること。
「こんな暮らしがしたい!」「今の暮らしのこんなところを改善したい!」
など暮らしのイメージを持ったうえで、
場所、かたち、大きさ、値段など様々な土地の条件の、
何を一番大切にしたいのかを明確にするのが大切です。
100点満点は難しくても、「良い土地」は自分たちの考え方次第で必ず見つかります。
一緒に運命の土地を探していきましょう!
では!次回の秋屋と一緒に土地を視る!シリーズをおたのしみに!