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家づくりの会社がすべきこと

date:2023.02.20

こんにちは。広報の清水です。

今回は、「家づくりの会社がすべきこと」について。

というか、これはしちゃいけないよね、と思う事についてです。

 

先日、広報関係の打ち合わせをしていた時に、ある方がこんなエピソードを教えてくれました。

「今の時代、子供に家を引き継ぐなんてほとんどないです。だから、自分たちが住む期間だけの耐久性があれば十分ですよ」と、ある住宅会社の方に言われたそうです。

なるほど、自分たちも家を新築するわけで、確かに子供や孫に引き継ぐつもりで家を建てる人は多くないのかもしれません。

 

更に「もし子供に引き継ぐなら、耐久性のある別の会社で建てるのをお勧めします。うちはその分安いんです」と。

これも何となくわかるような気がしてきます。

 

でも、これは住宅をつくる側が言ってはいけないことだと思うんです。

 

この理屈で家づくりを続ければ、新築から50年、60年経って住む人のいなくなった家があふれかえります。

耐久性は低くなっているので、リノベも危険。

今の空き家問題の一端を担っているのではないでしょうか。

 

家を買う人が、なるべく安く、ファストファッション的な家づくりを希望するのは、仕方のない側面もあるでしょう。

「自分で好きなの選んでねー」というのも、優しさのように見えます。

でも、少なくとも家をつくる側は、その姿勢ではいけないはずです。

 

使えない空き家ばかりを量産すること、その選択を顧客任せにすること。

「地図に残る仕事」だからこそ、そんなふうに無責任ではいけないのに。と感じました。

 

金銭的に戸建てを買えない層に向けては、持続可能な集合住宅を提供するとか、何かしらの策はあるはず。

きちんと会社を長生きさせ、責任をもって家々のメンテナンスを続けていけば、

お客さんの家族も、地域の治安も、ひいては地球環境だって守れるのでは……と思います。(ちょっと話が大きすぎますかね?)

 

レイアウトの家づくりが、50年後の、その先も見据えていることに、ほっとします。

清水でした。

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