家つくるひと。代表取締役

山本 健
YAMAMOTO KEN 代表取締役

社長とはどんなお仕事ですか?

僕がよく例えるのが映画監督的なもので、スタッフが演じやすいような環境をつくるとか、短く言えばそんな感じですね。

 

僕は大学出て初めて就職した会社では現場監督についていました。なので、施工管理、現場監督の仕事も当然できるし、スタッフも相談にものるし、建築士の資格も一応あるので、図面書けと言われれば書けるし。

あとはお客さんが来場されればおうちの相談にものれる状態ですね。

 

 

最初に「現場監督」を選ばれたのはなぜですか?

映画つくるのは映画監督。家をつくるのは現場監督、だと思っていて。
かっこいい図面とかデザインをするのも立派な仕事だし、それはそれで本当にすごいと思うんだけど、でも実際形にしていくのは監督かなっていうのがありました。
だからですかね。あらためて「どうしてか?」って言われるとちょっと分からないです。

 

直感でそっちがいいなって思って、設計職とか営業職じゃなくて現場監督になりたいっていう思いで就職活動はしてましたね。
つくっていく姿を見たいし、「自分がつくっていく!」っていうのが昔から何となくあったから、ですかね。

 

 

代表取締役になった経緯は?

もともと父親がエクステリア、外構工事の会社で独立して、小さい頃から「お前は会社の後継ぎだ」って言われていました。
僕は姉がいて兄がいて僕がいて、3人兄弟の中でいちばん末っ子なんですけど、兄が医療の道へ行ったんです。
だから、僕は次男でしたけど、「会社を継いで」と。

 

でも若い頃はそんな意識も全くなくて、働いてみたい会社に行きたくて、就職活動もしました。
運よく入りたい会社に出会えて、採用してもらって、自分が希望してた現場監督にもつかせてもらいました。

 

僕の中では56年は「自分の好きな会社で働きたいな」と思っていました。
でも、務めさせてもらって2年と半年ぐらい経った時に父親が電話してきて、「ちょっと見逃してもらってこい」と。
そういう経緯で、父親の会社に入ることになりました。

 

それから28歳の頃に、父親と一緒に代表取締役になりました。二人代表、っていう状態でしたね。
その後、32の時に僕が1人で代表取締役になった、っていう経緯ですね。

 

どっちかっていうと成り行き的な……というか、父親の年齢的なこともあったんで、正直、僕が「なりたい!」って進言したわけじゃないんです。

 

 

「代表取締役」であるご自身のことは好きですか?

うん好きですね。

 

最初は正直、全然そんなことはなくて。
「父親の言うとおりにして会社の社長なんかにならなきゃよかった」っていう、最初は本当にそんな連続で。
いろいろ責任は重いし、当たり前ですけど全責任は自分にあるというところもあったりとか。
「ほんと何でもやらないといけないんだなぁ」とか思ったりとかして、すごい一時は本当に嫌になったことが正直あって、「もう辞めたいなぁ」って思いました。

まだサラリーマンだった頃だったら、誰かが叱ってくれたりみてくれたりとか、みてくれないにしても、なんか「仲間がいる」的な感じはしていました。
でも、代表取締役になってからはそんなふうに感じられなくて。
ほんとは仲間がいるんですよ、自分とこの会社だから。だけど、すごい孤独で。

 

ほんと投げ出したいと思った時もありましたけれど、言うと今は……今でも色々あるのは変わりないけれど、でも楽しいなっていうふうに、やりがいがあるなぁっていうのをすごく思いますね。

 

 

代表取締役として心がけていることは?

僕は管理する方の監督じゃなくてつくっていく方の監督です。
だから「スタッフがどうしたら100%力を出せるのか」というのを心がけていますね。
100%出せれば、それは最終的に 家づくりに反映されるし、お客さんのためになるし、お客さんのためだけじゃなくてウチの会社の仕事をしてくださる業者さんのためにもなるし。
だからそこを一番見ているというか気をつけています。

 

 

仕事の醍醐味は?

人が喜ぶ姿を見るのが僕の仕事の源だ、っていうのはすごく感じています。
でもそれって別に社長だからとかじゃなくて、サラリーマンだった時も一緒だった、今思えば一緒だったんですけど。

 

やっぱり子供ができてから、クリスマスが近づくと、子供が「サンタさん来るのかなぁ」とかって言ってくるんですよ。
それはうちだけじゃないですよね。
子こどもは結構ソワソワしていて、前の日なんかは「寝れない」とか言ってて。

でも本当は一番ソワソワしてるのは親である自分だったりとか奥さんだったりする。
「どこにプレゼント隠しとこう」とか、で一番自分がソワソワしてて、ドキドキして自分が寝れなくて。
朝になると子供が喜んで「サンタさん来た」って喜んで起きてくる。でも、それを見ている自分が一番幸せだったりとか。
子供はもちろんうれしいけど、嬉しそうな子供を見ている自分が一番幸せだったりするんです。

 

それと一緒で、家をつくるのは皆さんだいたい初めてなんで、ドキドキワクワクしてるのはお客さん。でも実はこっちもドキドクワクワクしてて。
建築途中でも、お引渡しの時でも、言葉じゃなくても本当に喜んでいる姿を見るのが、この仕事の醍醐味かなっていうふうに思います。

 

 

地元密着の工務店としてどうなりたいですか?

地域で1番シェアがあるとか、数があるっていうのも、もちろん大事だと思います。
何百棟やりますっていう数字で測るのは、幸せにできたわかりやすい証明だと思うし、そこは経営者としても追ってかなきゃいけないところです。

 

でも、そうじゃない、数字で測れないところがありますよね。
当然引き渡した時はもちろん、お客さんが命尽きる時でも「あぁこの家に住んでてよかったなぁ」と思えるような家をつくっていきたい。
さらに、僕自身もそんな家に住んで、ここで建ててよかったなって思えるような家をつくっていきたいです。

 

 

共感住宅レイアウトの存在意義は?

若かったろことかは「みんなが乗ってる車はヤダなぁ」とか「みんなが着ているような流行りの服とかはちょっとやだな」とか思っていて。
単純にその時はちょっととんがってたみたいなだけの話ですけど。
でも家も似たようなことが言えるんじゃないかな。

 

社会が変われば僕も変わっていくかもしれないし、僕が変わったから会社の方向性やデザインは変わるかもしれない。
でも、僕の中には言葉では言い表せない軸みたいなものがあるので、そこは変わらないかなと思います。
その軸っていうのはやっぱり、自分たちが本当に住みたいと思うような家。オーナーさんの家だけど、自分も「ああもうここだったら住んで全然いい」ってなるようなものですね。
そこは根本的に変わりません。

 

なんか奇抜な、見たことないようなデザインの家がいいとか、そういうことではないです。
でも人とはやっぱりちょっと違う家。
この家に住んでて良かったって思えるような、そういう人に僕らの家づくりを共感してもらえたら良いかなと思うし、それがうちの存在意義かなと思っています。

 

 

今、学んでいることはありますか?

金融っていうところの勉強は、個人的には今ハマっています。
「金融」っていうとなんか株で儲けるとか、そういうことでもあるんだけど、そうじゃなくて。

 

金融のある世界の中で住んでいるのは僕らですよね。
子供の頃とかは授業とかでそういうのは教えてもらってはないけれど「金融」は大事だし、僕らの仕事でもやっぱり金融はおおいに関係してくるものです。
住宅ローンという金融商品をお客さんに勧めるって言う仕事もありますし。
結構知れば知るほど、奥が深いなぁと思って。

 

金融の勉強をすればするほど、ほんと見習わなきゃいけないなぁと思うのはスピード。
考えてすぐ決断してすぐ行動するみたいなところもあるし、そうじゃないことももちろんあるんだけど、でもそういう意味で学びかなーって思います。

 

 

休みの日は何をしていますか?

温泉とかお風呂がすきなので、近場の日帰りで行けるところとかに行って、美味しい物を食べて、入ってきて……。

そういう休日が好きですね。

 

 

好きな言葉は?

Don’t worry. Be happy.
ちょっとラフな感じで言うと「くよくよするな、楽にいけ」みたいなことです。

 

やっぱり僕でもやっぱり落ち込んだりとかすることはあります。
でもその言葉を思い出して、まあ落ち込んでもしょうがない!次はもうちょっと良くなるように!っていう風に考えて、自分を救ったり、ちょっと気持ちを切り替えるっていうのはすごく大事かなと思います。
なので、一つ好きな言葉は「Don’t worry. Be happy.」「くよくよするな、楽にいけ」。

 

もう一は、サッカー選手の本田圭佑の言葉「成功を求めるな、成長を求めろ」ですね。
僕も当然、失敗はしたくないし、成功したい。でも実際は、失敗はしたことあるし、お客さんにもお叱り受けたこともある。
その失敗はいつか成功した時の理由になる、あれがあったからこれがある、みたいなのがあるので、この言葉も好きですね。

 

あとは……僕はどっちかというと、楽をしたいと言うかサボり屋さんなんです。
だから元NBA選手のコービー・ブライアントの「途中で休憩するな、最後に休め」っていう言葉は自分に言い聞かせてますけどね。

 

 

家づくりを始めるご家族へひとこと。

家つくるのことが、楽しくない人はいないと思います。
純粋に、つくっていくっていう過程や、つくっている姿を見るのは本当に楽しいと思います。

 

中には嫌々とか、悩みながら家つくるっていう方も見えるかもしれないんですけど、でも本質はすごく楽しいものだと思うんで。

 

僕らもその過程を楽しみますけど、お客さんも、家づくりっていうのは純粋に楽しいもんだと思ってやっていけばきっと楽しと思います。
もし家づくりで悩むようなことがあっても、原点に立ち返ってもらえれば。
家をつくるっていうのは、もちろん自分のためでもあるけど、仕事と一緒で本当は誰かのためにやってるんで、そういう想いがあったらきっと楽しいはずです。

 

もしウチの建物に興味を持ってもらえたんだったら、やっぱり一度、本気で心の底から付き合いましょう。
結婚と一緒です。
共感住宅レイアウトが好きだと思ってもらえたら、その時は人生の一生のパートナーとして、婚姻届けは出せないんですけど、でも結婚と似たような形で家づくり進めていけたら、僕らも楽しいし、きっとお客さんも楽しいですよ。

 

一緒に楽しんでいければいいなと思っています。

 

 

代表取締役の
山本 健 でした。

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