新築のわが家をバリアフリーにする必要ある? |共感住宅ray-out 新築のわが家をバリアフリーにする必要ある? |共感住宅ray-out

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新築のわが家をバリアフリーにする必要ある?

新築のわが家をバリアフリーにする必要ある?

「将来のことを考えたら、新居はバリアフリーにしたい」
「いや、スーパーバリアフリーでしょ」
なんて会話をするご夫婦が、世の中でどれだけいらっしゃるかはわかりませんが…。
長く住む予定のわが家ですから、齢を取ったときのことも考えておきたいですよね。

でも。
いくら未来のためとはいえ、“今”必要だと思わない物だしなぁ。
建築面積や土地の広さも限られるし、予算だって…。
どうせ後々リフォームするだろうし、バリアフリー化はその時で良いんじゃない…?

『今、うちをバリアフリーにする必要ある?』

(。’-‘)(。,_,)ウンウン

ですよね。
せめて、今やっておいた方が良いバリアフリー化と、後でもできるバリアフリー化。
それがわかれば…!
ということで、ざっくりとですが共感住宅ray-out視点で、「今」と「後で」をまとめてみました。


そもそも、バリアフリーってなんなの?

バリアフリーと聞いて、ぱっと思いつくのは「段差をなくした状態」でしょうか。
共感住宅ray-outが岡崎市でオーナーさんとつくりあげたおうちは、駐車場から玄関までスロープを設置。赤いポストと緑の芝生でカントリーな雰囲気をつくっています。

バリアフリー
障害のある人が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去するという意味で、もともと住宅建築用語で登場し、段差等の物理的障壁の除去をいうことが多いが、より広く障害者の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去という意味でも用いられる。
バリアフリーとユニバーサルデザイン-総務省http://www.soumu.go.jp/main_content/000546194.pdf

国もこのように定義しています。
段差というと、階段や玄関、アプローチなどがわかりやすいですが、他にも風呂の洗い場から浴槽への「またぎ越し」の段差もあります。
古いおうちは、浴槽の壁(エプロン、といいます)が高くて、足をしっかり上げられる状態でないと入れません。
バランスを崩して、うっかり転倒…ということも。

最近の商品は標準でバリアフリー

浴槽がわかりやすい例ですが、最近のユニットバスの浴槽は、エプロンの高さが低く、「またぎ越し」が少なくてすむようなカタチです。
昔の家の据え置き型浴槽は、だいたい高さ60cm前後。
これだけ高いと、別に車いす生活でなくても、ひざをしっかり持ち上げられない妊婦さんやお子さんには入浴が困難ですよね。

主要なメーカーさんのユニットバスをオンラインカタログで調べてみましたが、最近出ている商品のエプロンの高さは、のきなみ45cm以下でした。(この45cmというのは、車いすの座面の高さとほぼ同じ)
メーカーさん素晴らしい!

他にも、

  • 滑りにくいユニットバスの床
  • 浴室と脱衣室の間の段差が少ないユニットバス
  • 座るタイプの便器(もはや当然!?)
  • 押しやすいワイドスイッチ
  • 段差の少ない玄関・室内ドア
  • 開け閉めしやすい建具(引き戸もおすすめ)
  • 出し入れしやすいキッチン収納

バリアフリーを考えられた設備や商品の数々。滑りにくい床のユニットバスや洋式便器、押しやすいワイドスイッチ、デザイン性の高い引き戸など。共感住宅ray-outでも標準で採用しています。

などなど…
標準の設備だけでも、物理的なバリアはけっこう解消されているのです。
しかも若いご夫婦でも嬉しいことばかりではないですか?
こういった部分は、現在標準のものを選ぶだけで自然と取り入れられるバリアフリー。
そのうえで、バリアフリーを意識してみることで商品を比較検討する時の指標がうまれ、より使いやすい家へと舵を切れるのではと思います。

必要な時でOK!な部分

トイレや廊下の手すりなど。
ご高齢のご両親と住まわれるなど、必要なかたがいらっしゃれば、検討項目のひとつですが、正直いまはまだいらないなぁ、というご家庭も多いのではないでしょうか。
手すりをとりつけるくらいであれば、大きな間取り変更もなく、比較的かんたんな工事で住むので、必要になったときに対応でOKです。

室内の壁は石膏ボードなど普通のビスではうまく固定されない建材でつくられるのが多数派。
石膏ボードにも打てる「ボードアンカー」というものもありますが、外壁面は断熱・気密にとって大事な部分。
穴を開ける前に、おうちの施工会社さんやハウスメーカーさんに確認をとるのをおすすめします。(ray-outオーナーさまたち~!お待ちしてますよ~!)

設計段階で決めないと、リフォーム対応が難しい部分

間取りや構造的な所は、なかなか変更が難しく、工事も大掛かりになりがち。
建てる段階で対応できることは、やっておいて損はないでしょう。

例えば、上がり框の段差をなくして玄関をフルフラットにする。

上がり框とは、玄関の土間と床の間にある横木のこと。
この段差、小さいお子さんにはちょっと危ないです。
また、浴槽のエプロンと同様に、妊婦さんや体調に不安があるかたにも、あまりフレンドリーではないですよね。
段差をなくすとデメリットが生まれるように感じられますが、

土間の砂やほこりが床に飛んでくる
 ➡フルフラットならルンバで一括お掃除できる
段差がないと靴の着脱時に腰掛けられない
 ➡お気に入りのベンチを活用(造りつけもOK!)

など、解消可能です。
玄関の段差は、基礎を打つ段階でつくられるので、リフォームで対応することが難しいんですね。
他にも、

  • 介助者も一緒に入れる広さのトイレ(子どものトイトレも楽)
  • 1階ぶぶんだけで暮らせる間取り(2階リビングならエレベーターも要検討…??)
  • 廊下を極力なくす
  • 駐車場から玄関までスロープを設置できるスペースがあるか

などは、設計段階で検討しておきたい部分です。


自分たちが若くて元気なうちから、将来を考えて家をつくる、というのは、なかなか簡単ではありません。
目の前の不便を解消することの方が、優先順位は高くなって当然。
それなら、今も使いやすくて、将来も嬉しい、そんな家がいいのではないか、と。
ユニバーサルデザインの考え方に近いかもしれませんね。

ユニバーサルデザイン

バリアフリーは、障害によりもたらされるバリア(障壁)に対処するとの考え方であるのに対し、ユニバーサルデザインはあらかじめ、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方
バリアフリーとユニバーサルデザイン-総務省http://www.soumu.go.jp/main_content/000546194.pdf

どんな住まいであろうが、住まい手が納得して、楽しく暮らせるならそれが最高の家です。
バリアフリーを取り入れなかったからといって、劣るとかランクが低いなんてことはありません。
デザイン的に段差を設けたい場合もあるでしょうし、高さでゾーニングとか、カッコいいですもんね( *´艸`)
ただ、誰しもいつかは齢をとり、加齢とともに身体も若いころのようには動かせなくなっていきます。

「どうしたい?」「何ができる?」

いちど考えてみることは、多くの人にとってプラスの要素になるのではないでしょうか。

まとめ

【建てるときにやりたいバリアフリー】
基礎や間取りで決まってくる部分。

  • 段差の解消
  • トイレを広めに
  • 廊下のない間取り
  • 玄関までのスロープの検討 など

【後でもOKなバリアフリー】後付け可能な部分。

  • 室内の手すり
  • 家の外の手すり など

written by 清水 あかり

PRデザイナー 2015年入社 趣味:読書、ものづくり、絵を描くこと
「共感住宅ray-outと家づくりしたら、どうなるの?」を皆さまに知ってもらえるように、写真撮影や広告づくり、SNSでの発信をしています。