僕が「住宅屋さん」をしている理由
こんにちは、共感住宅ray-out(レイアウト)の堀野です。
今回、住宅雑誌の取材を受ける機会があり、
改めて住宅業界で仕事をしている僕らが「今何が足りていないのか」という事に気がつきました。
日本には『心技体』という言葉があって、
心・技術・体の3つのバランスが整ったとき最大限の力が発揮できるということ。
心・技術・体は学校で教えてくれるが、心だけはどうにもこうにも評価されにくい。
日本人ならではの『心配り』は、多くの方々が海外を知ることにより、ダサいことにでもなってしまったのか?
木造住宅についても、風土というものがあるため、
1つのものを採用するには、科学して最低3つの前進を創り出し、実行していかなければ、技術の進化とは言えない。
そこは、住宅会社が勝手に進化して行けばいいことだけで、
技術の話をベラベラ喋ったところで、お客さまの幸せにはなりません。
僕はここ数年、『戸建て住宅について』というテーマに携わらせていただき、
その経験を元に自分の家を造ることが出来て、本当に感謝しています。
話は戻って『心』の話。
いい家ってなんですか?という質問があります。
その答えは、お客さまから聞き出さなければ出てきません。
つまり、建築家自身がお客さまに聞いてあげる『心配り』が必要なのです。
『聞けば難しい課題が出てくるので、やめておこう・・・』では、いい家は完成しません。
だから、企画住宅なんて本当にナンセンスだと僕は思います。
雑誌の取材で思ったことは、雑誌の多くは技術の話ばかり。
雑誌は、住宅取得を迷っている方々に送るもの。
僕と家づくりをはじめた方で、最初に技術の話をしてきたのは建築関係の方しかいません。
『何故こんなことになっているのだろう?』と、考えれば考えるほど
『自分は住宅をつくらないと、やばい事になりそうだ。』
そんな危機感・使命感から、僕は住宅屋さんを続けています。
岡崎市・豊田市・幸田町を中心に注文住宅、新築一戸建てを手掛ける共感住宅ray-out(レイアウト)の堀野でした。